軽量Linux:初心者も完全理解 安価なUSBメモリーに最新のPuppy Linuxを導入しよう!

安価なUSBメモリーに最新のPuppy Linuxを導入しよう!

 今回は安価なUSBメモリーを購入し、パーティションを確保して、Puppy Linuxをインストールしてみたいと思います。最近USBメモリーは安くなっていて32GBでも1000円くらいで購入することができます。  
自分がよく使っているUSBメモリーはSanDiskの小さなものです。 何でも良いので、気に入ったUSBメモリーを用意してください。

今回は32GBのUSBメモリーを使うことにします。

a パーティションの構成

1 前回作成した「日本語化されたTahrPup」のCDから PuppyLinuxを起動して、USBメモリーにパーティションを作成します。

まず、購入したUSBメモリーをコンピュータに装着します。

Puppy Linuxの「メニュー」→「システム」→「GParted パーティションの管理」を起動します。装着しているUSBメモリーにチェックを入れてください。



 下の写真は、僕が購入した USBメモリーです。32GBで1000円弱で手に入れることができました、指先ほどの大きさしかないので、コンピュータに装着したときに邪魔になりません。



初期の状態では USBメモリー全体が fatのシステムで確保されていました。



Puppy Linuxをインストールするために、下記のようにパーティションを確保し直しました。

実際には

4.7GB ntfs
512MB swap
20GB etx4・・・puppy linux をインストールする領域
5GB etx4 free area

と設定しましたが、その通りにはなりません。



4.7GB ntfs のパーティションは MS WINDOWSからもアクセスできる領域として確保しています。

実際に、Puppy Linux だけで仕事が完結すれば良いのですが、MS WINDOWSで作成したファイルを保存しなければならない時も あるからです。

しかし、これだけクラウドが発達し、メールも簡単に使えるようになった現在では、MS WINDOWSとのやりとりも可能なので必要ないかもしれません。

2 Puppy Linuxのフルーガルインストール

ここでは、実際にPuppy Linuxをインストールしてみたいと思います。

前回、自動スクリプトで作成した Puppy Linuxを公開してほしいというメッセージをいただきましたので、

使いやすく、古いコンピュータでも動作する Xenial Puppy JWM noPAEを例にして説明しますが、フルーガルインストールの方法は 多くの Puppy Linuxに共通です。

a Xenial Puppy JWM noPAE をダウンロードします。

Xenial Puppy JWM noPAE をダウンロードリンク

ダウンロードしたISOファイルを適当なフォルダに保存してください。

b パピーリナックスのフルーガルインストール

ここからが、Puppy Linux独特のインストールになるのかも知れません。



ダウンロードした Puppy LinuxのISOファイル「xenial-7.0.6.iso」を前回作成した「日本語 TahrPup」を起動してクリックします。

もちろん、他のPuppy Linuxで同じ作業をしても大丈夫です。

すると、ISOファイルの内容が表示されます。



これらのファイルををすべて、USBメモリーに作成した Puppy Linuxのパーティションに適当なフォルダを作成してコピーします。

下記の例では、USBメモリーに作成された Puppy Linuxのパーティションに 「xenial706」というフォルダーを作成して、すべてコピーしました。



すべてのファイルをドラッグ・ドロップしてコピーします。



基本的に Puppy Linuxのインストールはこれだけで終了です。

3 ブートローダの設定

次は、実際にフルーガルインストールした Puppy Linuxにブートローダを設定して起動できるようにします。

Puppy Linuxの「メニュー」→「システム」→「Grub4Dos ブートローダの設定」を起動します。

USBメモリーだけを検索するようにPuppy Linux をインストールした USBメモリーをハイライトさせ、「このドライブ内だけを検索」に チェックを入れます。

「OK」をクリックします。



続いて「OK」をクリック、



再び「OK」をクリックして、ブートローダをインストールします。

これで、新しくインストールした Puppy Linuxが起動できるようになります。

「日本語 Tahrpup」のCDを取り出して、先ほどPuppy LinuxをインストールしたUSBから起動させてください。

下記の図のような何とも殺風景な Puppy Linuxが起動するはずです。



せっかく起動した Puppy Linuxですが、保存領域を作成するために、シャットダウンします。

すると、次のような画面が現れます。



「YES, SAVE」をクリックします。

 次のような画面が現れますが、何も記入せずに「OK」をクリックします。



「folder」を選択して「OK」をクリックします。





「NORMAL」を選択しました。



そのまま「OK」をクリックします。



「administrator」を選択しました。



「SAVE」を選択しました。



上記の作業でPuppy Linuxの保存する領域が作成されました。

もう一度、Puppy Linuxを起動します。

表面上は何も変わっていませんが、保存領域がしっかりとできています。

4 Puppy Linuxの日本語化

このままでは、日本語表示、日本語入力ができないので、ランゲージパックをインストールします。

ランゲージパック lang_pack_ja-2.1.sfs のダウンロードリンク からダウンロードして、Puppy Linuxをインストールしたフォルダに保存します。

Puppy Linuxの「メニュー」→「セットアップ」→「SFS-Load on-the-fly」を起動します。



「lang_pack_ja-2.1.sfs」を「+Load」をクリックして、読み込みます。下記のような画面が現れます。「OK」をクリックします。



続いて「RUN」をクリックします。



下記のように日本語環境に設定します。



「はい」をクリックします。



日本語化されたディスクトップが現れるはずです。もちろん、日本語入力も可能になっています。



5 有用なブラウザ Chromium のインストール

Chromiumのインストールがうまくいかないとの質問を受けることがありましたので説明します。

下記のリンクから、Chromiumをダウンロードして、Puppy Linux を保存したフォルダに保存します。

Chromiumのダウンロードリンク

「SFS-Load on-the-fly」を起動して、「chromium_59.0.3071.86+pepper_26.0.0.137_lx.sfs」をロードします。



「OK」をクリックします。



「起動」をクリックします。



ほとんどブラウザは Chromium しか使わないので、「Yes」をクリックしました。





もちろん、「メニュー」にも Chromiumは登録されています。



以上で今回の記事は終了にいします。

次回は、いよいよ Puppy Linuxが自動で作成するスクリプトの利用について書きたいと思っています。

少し、急いで記事を書いたので表現がおかしいところも多々あると思います。また、ご指摘ください。

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